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放射能の影響

 農作業を行う人間として、地元の農作物への放射能の影響を調べてみた。
 南足柄市のお茶から放射能が出たという話だから、自分の畑の作物は大丈夫かと思った。

 神奈川県のホームページからの資料を見て、驚いた。見てください。
 基準値内ではあるけれど、原発事故の以前にはなかった高濃度のセシウムやヨウ素が3月から4月にかけて出ている結果があった。
(単位について、「ベクレル・kg」と書きましたのは野菜1kgあたりのベクレル数です。この文章についてもkgが抜けていても、すべてそうです。
 ベクレルとは、1秒に1つの原子核が破壊すると1ベクレルなのだそうです。)
 http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6576/p163715.html

 3月21日から4月10日にかけて、ほうれん草や小松菜で、ヨウ素で1700ベクレル・kgとか、1300ベクレル・kgとか650ベクレル・kgとかの値が出ている。セシウムでも230ベクレルとか139ベクレル・kgが出ている。
 ヨウ素は、基準値が2000ベクレル・kg、セシウムは500ベクレル・kgだから基準値内だ。しかし、放射性物質が神奈川の野菜から出ていたのだ。

 事故以前の平成22年度では、しいたけでセシウム2.3ベクレル・kg.ほうれん草は出ていない。
http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6862/p161487.html

 平成22年度の2.3ベクレル・kgと平成23年3月21日、平塚のほうれん草の230ベクレルでは100倍違う。明らかに原発の事故の影響でセシウム、ヨウ素といった放射性物質は来ていた。

 この資料は3月21日からのもので、3月11日から20日までには、もっと来ていたのではないか。原子炉の水素爆発やメルトダウンでもっと放射性物質が出ていた可能性を感じる。

 5月に入ってからは未検出が増えている。
 それは、まあ、一安心なのだ。が、事故の爆発により、放射性物質が、来るときと来ないときがあるのだ。
 県もマスコミももっと教えて欲しかった。
 3月から4月にかけて、自分の畑の菜の花やブロッコリーを食べてた。
 被曝したかもしれない。基準値といえど、体内に放射性物質を取り入れる内部被爆は、怖い。1秒が1ベクレルなら、1年では、60秒×60分×24時間×365日=31536000ベクレル。平塚のほうれん草が、230ベクレルだからかける230ベクレルで1年間では、7253280000ベクレル。(小松菜1kgは食べないし、洗えばどのくらいかは落ちるけどね)

 自分の畑をこれから、どうしようかなと思っている。落ちたセシウムはどこにいっただろう。ヨウ素は半減期が短いからいいが、セシウムは怖い。植えた野菜がすった可能性はないのか?これからも事故の推移によってはセシウムは来るのではないか。プルトニュウムはないのだろうか。

 自分の楽しみや生きがいや今後の日本に必要だと思われることを奪われたら、東電に補償して欲しい。
 東電清水社長は、退職金を満額で貰って退職したようだ。

 ちなみに、チェルノブイリの時期は、スウェーデンのトナカイで8000ベクレル・kgから16000、ひどいと3万ベクレル。ミューヘンの緑黄色野菜でヨウ素2万ベクレル、セシウム9000ベクレル。トルコの茶で5万べクレルというとんでもない数値が出ていたと「暴走する原発」という本にあった。

 しかし、週刊現代によると、国際的な環境団体グリンピースの測定結果では、福島市郊外のほうれん草で、15万2340ベクレル・kg、小松菜で7万3775ベクレル・kgの放射能が出たという結果が書いてあった。
 これはひどい値だ。どうなっているんだ?今日グリンピースに確かめたら、「間違いありません。週刊現代の取材に応じ、自分たちが計った値を公表したものです」と言っていた。

 ガイガーカウンターで自分の野菜を計りたい。

 
放射能の影響_a0108371_2010162.jpg

 3月18日の畑の風景。この時もセシウムやヨウ素が畑に下りていたんだな。
 下は4月22日の風景。新緑が美しいが・・・・。

 
放射能の影響_a0108371_20113237.jpg

by isehyakusyou | 2011-05-26 20:16
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