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選挙の争点は、改憲。中でも緊急事態条項を入れるかどうかだ。

自民や小池新党が口にしないが、今回の選挙の争点は憲法に決まっています。

首相は選挙前から、今後、改憲をする日程を、提案しているし、その通りすると言っていました。

だから、今回は自民党改憲草案の改憲派で話を進めるか、そうではないかを決める選挙です。

自民党改憲草案での最大の問題は緊急事態条項を入れるかどうかです。

これは自民党も公言しています。

小林節さん・樋口陽一さんの「憲法改正の真実」でも緊急事態条項が改憲の本丸ですと書いてあります。

9条についてもありますが、9条はもうすでに戦争法があるのです。安保法制があるのです。

変えなくても現実的には自民党のやれるようにできます。

一方、緊急事態条項は恐ろしい、本当に恐ろしい条項です。

1 緊急事態を首相が自分で宣言できる。

2 緊急事態になれば、首相は法律と同じ政令を作れる。

3 緊急事態であれば首相は予算を決められる。

4 緊急事態には国民の人権を制限できる。

5 緊急事態であれば、選挙は行われない。

6 緊急事態は100日であるが、いくらでも延長が可能。

私は弁護士さん二人の改憲講演会を聞き、二人が口をそろえて「予算・法律を一人で動かせるなら、独裁と同じ。しかも、選挙が行われないなら、もはや民主主義ではない。いくらでも延長出来て、それが当たり前になる。いつでも、そうした独裁状態に持ち込めるなら、権力が暴走する可能性は大きい。」といった内容を話していました。

小林節さん・樋口陽一さんの「憲法改正の真実」でも「自民党が緊急事態条項の新設に躍起になっているのは『俺たちの好きにさせろ』と言っているのに等しい」
「一度手に入れた万能の権力をすぐに手放す気になるかどうか」と同様の危惧をしています。

つまり緊急事態条項は、民主主義を独裁制に変える魔法の杖なのです。

緊急事態条項が入れは日本は民主主義でなくなるのです。

あの維新の会の橋本氏も「自民党改憲草案は悪夢だ」と言ったとのこと。

立憲民主党の『枝野氏はインタビューで「『緊急事態条項』はそれこそ論外。政府が『緊急事態』と言ったら、憲法の縛りなく何でもできるようにすると」「まさにナチスがこれをやったんです」と、正確な歴史認識に基づく危機感を口にした。』
(インターネット情報)

麻生副総裁が「ナチスの手法をまねてはどうかね」と言ったのは有名な話しです。


弁護士さんは、「日本の法律で緊急事態対応の準備は十分できている。東日本震災の場合でも災害時に権力を中心に手中してはダメ、現場に分散したほうがいいと理解されている」と話しています。
北朝鮮のミサイルに迎撃もできないことは、専門家が言っています。
それを緊急事態条項を入れただだけで、迎撃できるようになるなんて、ありえません。

今回の選挙は民主主義か独裁かを選ぶ選挙だと思っています。

参考に山本太郎参議院議員・街頭記者会見10月1日の動画1:20ころからご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=JDcddCA_wEc&t=4856s


by isehyakusyou | 2017-10-08 21:55
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