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TPP訴訟口頭弁論

 TPP交渉差止・違憲訴訟の会による、裁判所での口頭弁論に行ってきた。
 裁判の傍聴をしたかったが、抽選で落ちて、内田聖子さんという人が、7月のハワイでの閣僚交渉についての報告をした。現地に行って情報を仕入れたそうだ。

 まず、7月の交渉がまとまらなかったのは、甘利大臣が「ニュージーランドがわがまま言ったせい」と怒って話したが、そうではないと。アメリカが、国内の世論をまとめられず、TPAが不完全だったためなのだと。
 TPAで大統領に権限を任せる話になったが、しかし、為替操作禁止規定、漁業補助、人権侵害国問題などの大問題について大統領に交渉権がない形でTPAが決まったそうだ。

 だから重要な問題でアメリカが決められなかったのだという。
 
 マレーシアが人身売買しているからアメリカで最低の人権対応の3レベル。3だとマレーシアに制裁しなければならないのに、なぜ、貿易するんだと批判がある。
 それでアメリカ政府はなんと何の理由もなく、マレーシアを2にランクアップしてしまった。
 それでアメリカ国民は怒り、大問題になっているという。

 そんなことがあって、TPPは7月決まらなかった。

 それで、一番、恥ずかしい動きをしたのが、甘利大臣を中心とした日本。
 行く前に甘利大臣は、「TPPを決めます」と宣言してハワイに行った。
 それで決まらずに、甘利大臣は、思い通りならず、大ショックを受けて、怒りまくったのだという。

 私はその話を聞いて、目が点になった。開いた口がふさがらなかった。

 思わず「狂ってる」とつぶやいた。

 アメリカ以外の日本以外の国は、TPPが決まらず、みんなほっとしている。
 だって、あんな不平等でアメリカ中心の多国籍企業のために国家主権も人権も否定される条約、誰だっていやだ。
 いや、「誰だって」じゃない。
 甘利大臣一人はそうじゃない。甘利大臣は、TPPが決まらなくて、悔しくて、ショックを受けたのだ。

「日本の国家主権が奪われる条約が決まらなくて悲しいよ。国民の人権が奪われる条約が決まらなくて悔しいよ。
 誰なんだ。日本国の主権が奪われるのを邪魔したのは。日本人の人権が奪われるのを邪魔したのはニュージーランドなのか?
 ああ、はやく日本の主権が無くなって、多国籍企業の奴隷になりたいよう。
 日本人がみんな多国籍企業の奴隷になって人権がなくなればいいのに」

 甘利大臣の頭の中はこんなになっているのだろか?

 どんだけ、主権を奪われたいんだ。
 それとも、経団連の意向?
 経団連は、本当にTPPで儲けられると思ってるの?

 気が狂っているとしか思えない。

 おかしい。どこかがおかしい。

 それで内田氏によれば、7月にTPPが決まらないとTPPは、かなり延期されるだろうと。

 アメリカは次は大統領選になり、カナダも大統領選で動けない。
 そうこうしているうちに日本では参議院選挙が近づく。

 しかし、TPPが決まらなくてもアメリカは、日米並行協議というのを外務省がやっていて、TPPに近い、交渉を進めたりして、あの手この手で、TPPと同じ内容(規制緩和など)を目指すだろうと。

 こうした、たいへん興味深い話を聞いているうちに裁判の口頭弁論をした人たちが戻ってきて報告をした。

 みんな熱い発言で感動した。
 元日本医師会会長・原中勝征氏が医療面から皆保険の空洞化について、NPOの池住義憲氏が食物自給率の低下で発展途上国の食料を日本が奪うことへの加害性について、参議院議員・山本太郎氏がTPPが国家権力と大資本の国際カルテルであること、秘密交渉であるTPPの国民の知る権利の侵害、日本の民主主義の基礎を傷つけることなどについて、陳述した。
 弁護団からの熱い発言もあった。
 少なくともあと2回、発言の場が与えられたことは大きな成果だと。

 次回は11月16日(月)14:30から東京地裁で。
 その次は2月22日14:30(月)東京地裁で、裁判がある。

 是非みんな、TPP訴訟の会に入って、裁判を見に行こう!!!

 写真は報告会。250人くらい参加したと主催者発表があった。
 私が前から三番目に座っているので、写真では、少なく見えますが。
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by isehyakusyou | 2015-09-07 21:48 | Comments(0)