今回は、私の長ネギの育て方を紹介しましょう。
私は、長ネギを、種で育てます。農協で買った「石倉一本ねぎ・貴婦人」です。(2012年からは野口種店の「石倉根深一本葱」)
長ネギは、一般的に苗を育てて、植えつけて、大きくなったら、深く植え替えて、長くするのでしょう。
しかし、私は、かつて植え替えて、枯れてしまったり、苗がうまく育たなかったりということを体験しました。
「それなら、植え替えはしない。直播きして、そのまま育てよう。その方が根が切れず、そのまま大きくなる」と考えました。
下を見てください。
30センチくらいの深さの溝を掘って、その下に肥料(堆肥、鶏糞)を混ぜて耕します。
この溝に4月はじめに種を筋蒔きします。
その後、長ネギがある程度成長するまで、雑草を抜きます。小さいネギはひょろっとしていて小さくて、雑草に負けそうです。下の状態。
ある程度(20センチほど)成長したら、両側から土をかけて、畝にします。
あんまり暑い時期だと枯れる可能性があるので、9月に入って涼しくなってからの方がいいようです。
去年にそうやって作った長ネギの今の姿が以下です。まあ見た目、普通でしょう。
抜くとこんな感じ。明らかに短い(白いところが市販のネギの半分か三分の一くらい)です。
でも、青いところもうちでは食べるし、二~三本抜けば、市販のものと量はかわらなくなります。小さい分、数があればいいのです。
香りは、市販の長ネギよりずっとよくて、知人に上げると「素人百姓さんのネギは香りがよくておいしい」と言ってくれます。
植え替えて、枯れたり、小さくなったりするより、この方がいいと思ってます。