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コメントについての返事

1 わたしの見解があやふやだという批判について

 TPP問題について私は、しっかりした意見を書ける人間ではないとは思っています。
 前回の返答でも、「正解はわかりません。」「わたしなりにお答えします」と書いている通りです。
 私は、政治、経済、外国、金融、医療などに大した知識もなく、政財官マスコミの有力者に知人もなく、ただ数冊の本を読み、インターネット情報から判断しているに過ぎません。なぜ、そんな私がTPPについていろいろ書くかと言えば、大変な国難が迫っているということを直感的に感じているからです。
 私は不完全な知識しかないですが、直感では大変な危機が迫っていると感じる。このままでは大変な危機が訪れるという直感を信じて、みんなに伝えなければ、思っているのです。
 私も周到に知識を蓄え、理路整然と話をしたい。私の一番関心のある宗教では、そうやって努力してきた。
 しかし、危機がすぐそばまで来ていて、周到に知識を蓄え、高い水準で理解するには、時間がなさすぎると思っています。だから俄か勉強で、少しでも人に伝えているのです。
 taichi4さんにこの件で軽蔑されても仕方ありません。それはかわないと思う。taichi4さんがTPPに関心をもってもらえれば、それでいいのです。私の目的は達します。
 私の読んだ本を読んでいただければと思います。安倍首相のメキシコ・カナダ発言については、おもに「TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体」が情報源です。
 以下に書きます。

 「TPP黒い条約」中野剛志 編 集英社新書
 「TPP すぐそこに迫る亡国の罠」 郭洋春 三交社
 「TPPで日本支配をたくらむ者たちの正体」苫米地英人 サイゾー

 「ルポ貧困大国アメリカⅠ・Ⅱ」「(株)貧困大国アメリカ」堤未果 岩波新書
 (多国籍企業がアメリカで作った搾取体制をルポしている。これからの日本の未来図と思われる。)

2 安倍首相の発言について

 首相の正確な言葉についてはお調べいただきありがとうございます。
 確かに正確に引用すべきことです。
 「報道にてメキシコ、カナダに送付されたとされているような念書については、わが国は受け取っていません。ですから、それがどうなのかという仮定の質問にはお答えすることはできません。」

 この言葉を、「これが交渉に参加するにあたって交渉を打ち切ることができないという約束はしていない」という意味にとっても、それが、ストレートに「交渉打ち切りができるという約束をした」という意味になるとは思えません。
 その点について、どういう条件で交渉を開始したのかということが不明だという意味にしかとれません。
 それに、交渉開始以前に、メキシコ、カナダの条件を知っていたのか、知らなかったについても分からない。アメリカに交渉打ち切り可否について確認したのかも分からない。
 分からないことだらけに読めます。
 国家主権を揺るがす非常に大切な交渉の責任者が交渉を打ち切れるか、打ち切れないか、はっきり言わない(言えない?知らない?調べない?)状態であるのは、おかしいと思います。
 そうした分からない状態で交渉に入ったのだとすれば、周囲も私も、不安感を抱いても仕方がないでしょう。

 私は、自民党への信頼感は薄いのです。
 かつて、小泉首相は、道路公団を民営化すると言い、石原伸晃担当は「無駄な道路は作らせない」と言った。私はそれを信じましたが裏切られました。道路公団は民営化しましたが、国に借金をできる制度になっている。無駄な道路はできている。
 安倍首相は、オリンピック誘致の際「原発はコントロールされている」と世界に発言しました。燃料がどこにあるのかわからず、汚染水が海に流れている状態では、コントロールされているとは言えないのに。
 そうしたことを言う人たちの言うことは私は、いい方向に、信じられないのです。
by isehyakusyou | 2014-12-17 22:12
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