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攻めの農業? ふざけるな!

今年も終わり。
みなさん一年間お疲れ様です。
よいお年を。

今年も結構TPPに時間を費やした。
デモに行ったり。関係本を読んだり。学習会に参加したり。
訴訟傍聴したり。

最後にこの前、思いついたことを書きます。

安倍首相はTPPに関連して日本の農業は攻めの農業になれとか言ったとか聞く。

ふざけるなと思う。

攻めの農業とは輸出して金を儲けられる農業のことなんだろう。

農業は、本来、商品とか経済に向かないものなのだ。

農作物は、商品ではない。命の糧なのだ。

命の糧で金儲けしてはいけない。

金儲けになると、金が優先で、命は二の次になる。

私が自称、素人百姓なのは、農は金儲けにできないし、なってはいけないという思いが込められている。

大体、自給率を下げて自国の食料が減って、外国向けの高価な農産物作ってどうするつもりだ。

高級果物でも主食にしろとでもいうのか?

農産物は、命の糧で商品でない。
イギリスでもフランスでもみんな政府はそう考えて、補助を80%、90%出して農家を支えている。欧米では農家はほとんど公務員だ。

本来、日本でも食物自給率を守るため、農家にお金を出して支えるべきなのだ。農家を市場経済に差し出すなんてしてはいけないのだ。

「甘えてる?ふざけるな。以前、銀行がバブルで倒産しそうになったとき、さんざん助けたよな。それは甘えてないのか?無駄な道路に何兆円もかけたのは甘えてないのか?ウイドウメーカーのオスプレイに多額のお金を出しているのはどうだ?弱い奴には甘えてるとか強気で、強い奴が甘えても支援するのか?それが日本政府だよな。ましてや食は命の糧だぞ。我々の命の糧を守れ!」

日本政府は、アメリカ政府の食料支配政策に従って、日本の国民の自給率を下げて、アメリカの食料支配に屈してきて、これからも屈するつもりなのだ。アメリカは一貫して「食料は支配のために武器だ」と考えて日本に圧力をかけ続けてきた。

食料がなければ生きていけない。
そのために自国の食物自給率を守らねばならない。
そんな当たり前なことに多くの国民は考えがいかない。

平和ぼけ。
飽食ボケ。

それで大量の食物を残し、廃棄している。

こんな国民は、政府ともども、遺伝子組換え食品に支配されちまうんじゃないかと憂う。

そんな思いでTPPに反対してきた。

友達が「TPPなくなりそうでよかったね」と私に話しかけてきた。
まあ、いろいろ言いたいことはある。まず「まるでTPPは人ごとにようだね」と思った。

来年もよろしくお願いします。

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by isehyakusyou | 2016-12-31 12:58
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